2014年4月17日木曜日

閉鎖神経ブロックと膀胱がんの再発

 TUR-BTは脊髄くも膜下麻酔で実施され,その際に腫瘍の位置によっては膀胱三角の後方を走行する閉鎖神経が刺激され,内転筋が筋収縮してしまう.これによる膀胱穿孔を予防するために閉鎖神経ブロックを併用される.閉鎖神経ブロックが脊髄くも膜下麻酔で麻酔管理したTUR-BT後の膀胱がんの再発にも影響があるという報告がなされている.脊髄くも膜下麻酔単独と脊髄くも膜下麻酔に閉鎖神経ブロックを併用した場合で,膀胱がんの再発率には有意差がなかったものの,閉鎖神経ブロックを併用したほうが再発までの時間が長かったという.泌尿器科医も合併症を恐れて,しっかりと膀胱がんを切除できていないということなんだろう.

Tekgul ZT, Divrik RT, Turan M, Konyalioglu E, Simsek E, Gonullu M: Impact of obturator nerve block on the short-term recurrence of superficial bladder tumors on the lateral wall. Urol J 2014; 11: 1248-52

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